ストレスチェックで高ストレスと判定されたら?

会社のストレスチェックを受けて、
「高ストレスと判定された」
「医師の面接指導を受けたほうがよいと表示された」
「思っていた以上にストレスが高かった」
という方もいるのではないでしょうか。

高ストレスと判定されると、「自分は病気なのだろうか」と不安になるかもしれません。
しかし、高ストレスと判定されたからといって、うつ病や適応障害などの精神疾患があると決まったわけではありません。

一方で、眠れない、気分が落ち込む、不安が強い、仕事に行くことがつらいといった症状がある場合には、ストレスチェックの結果をそのままにせず、一度医師に相談することをおすすめします。

ストレスチェックとは?

ストレスチェックは、仕事によるストレスの状況や、ストレスによって生じている心身の反応、周囲からの支援状況などについて質問に回答し、自分自身のストレス状態に気づくための制度です。

ストレスチェックで特に重要なのは、病気を診断する検査ではないという点です。
高ストレスと判定されたからといって、うつ病や適応障害、不安症などと診断されたわけではありません。
反対に、高ストレスと判定されなかったからといって、必ずしも心身に問題がないとも限りません。
ストレスチェックは、あくまで現在の自分の状態を振り返るための一つのきっかけです。

ストレスチェックは「やって終わり」では十分ではない

会社から毎年案内されるため、
「とりあえず回答している」
「結果だけ確認して終わっている」
という方も少なくありません。

しかし、ストレスチェックは、単に点数を測るためのものではありません。
自分のストレス状態に気づき、必要であれば休養や相談、治療などの行動につなげることに意味があります。
ストレスチェックを受けただけで、仕事量が減るわけでも、ストレスの原因がなくなるわけでもありません。

特に高ストレスと判定された場合には、

  • 最近きちんと眠れているか
  • 朝起きることが以前よりつらくなっていないか
  • 仕事に行くことを苦痛に感じていないか
  • 集中力や判断力が落ちていないか
  • 気分が落ち込んでいないか
  • 不安や緊張が強くなっていないか
  • 休日になっても疲れが取れない状態が続いていないか

など、自分の状態を一度振り返ってみてください。

ストレスチェックは、実施して終わりでは十分ではありません。
結果を見て、その後どうするかが大切です。

高ストレスという結果が出ても、
「まだ仕事には行けているから大丈夫」
「病院へ行くほどではない」
「もう少し我慢できる」
「精神科を受診するのは大げさなのではないか」
と考えてしまう方は少なくありません。

しかし、精神科や心療内科は、症状が非常に重くなってから初めて受診する場所ではありません。
病気かどうかわからない段階でも相談して構いません。
現在どの程度ストレスがかかっているのか、休養が必要なのか、治療が必要なのかを医師と一緒に整理することができます。

大切なのは、「病気かどうかわからないから受診しない」のではなく、わからないからこそ、一度、医師に相談して現在の状態を確認することです。

会社の産業医面談と精神科の診察は何が違う?

ストレスチェックで高ストレスと判定され、医師による面接指導が必要とされた場合には、本人が会社に申し出ることで、医師による面接指導を受けることができます。

産業医などによる面接指導では、仕事による負担や健康状態を確認し、必要に応じて、

  • 残業時間の削減
  • 業務量の調整
  • 勤務時間の変更
  • 担当業務の変更

など、就業上の措置について会社に意見を述べることがあります。

一方、精神科・心療内科では、現在の症状を医学的に評価します。
必要に応じて診断を行い、休養や生活上のアドバイス、薬物療法などの治療を検討します。

簡単にいえば、産業医は「仕事と健康の関係」をみる役割、精神科・心療内科は「症状を診断し、必要な治療を行う」役割があります。

どちらか一方しか利用できないわけではありません。
必要に応じて、産業医への相談と精神科・心療内科への受診を併用することもできます。

会社に知られずに相談したい場合は?

高ストレスと判定された方の中には、
「会社に知られるのが心配」
「会社の産業医には相談しにくい」
「まず自分の状態だけ医師に相談したい」
という方もいるでしょう。

ストレスチェックの個人結果は、原則として本人に通知されます。
本人の同意なく、ストレスチェックの実施者から会社へ個人の結果を提供することはできません。
また、会社の産業医ではなく、自分で精神科や心療内科を受診して相談することもできます。

高ストレスという結果が出たからといって、必ず会社を通じて相談しなければならないわけではありません。まず医療機関で現在の状態について相談し、その後に職場への相談が必要かどうかを考えることもできます。

こんな症状があれば精神科・心療内科への相談を

仕事によるストレスは、最初から明確な精神症状として現れるとは限りません。
最初は「少し眠れない」「最近疲れやすい」といった軽い変化でも、状態が続くことで、睡眠不足、疲労、集中力の低下、仕事上のミスへとつながり、さらにストレスが増えるという悪循環に入ることがあります。

高ストレスという結果に加えて、次のような状態が続いている場合には、一度医師への相談を検討してください。

  • 眠れない日が続いている
  • 朝早く目が覚めてしまう
  • 朝起きることが極端につらい
  • 食欲が低下した
  • 気分の落ち込みが続いている
  • 何をしても楽しめない
  • 強い不安や緊張が続く
  • 動悸や息苦しさを感じる
  • 集中力が落ちた
  • 仕事上のミスが増えた
  • 仕事に行こうとすると体調が悪くなる
  • 涙が出ることが増えた
  • イライラが強くなった
  • 会社を休むことが増えた

すべての症状がそろっている必要はありません。
「以前とは違う」「仕事や生活に支障が出始めている」と感じることが、相談を考える一つの目安になります。

症状が深刻になるまで我慢する必要はありません。
ストレスチェックで高ストレスと判定されたことを、自分の状態を一度見直すきっかけとして利用してください。

仕事が忙しい方も、19時〜21時にオンラインで相談できます

高ストレスと判定されても、
「平日の日中は仕事があって病院に行けない」
「通院する時間を作れない」
「仕事を休んで受診するほどなのかわからない」
という理由から、受診を先延ばしにしてしまう方もいます。

北参道メディカルクリニックでは、精神科のオンライン診療を行っており、19時〜21時にも受診できます。
仕事を終えた後に、ご自宅などから受診することができます。
オンライン診療なので、医療機関まで移動する必要もありません。
「少し相談してみたいけれど、仕事を休んで病院まで行くのは難しい」
という方にも利用しやすい診療方法です。

また、北参道メディカルクリニックではシステム使用料もいただいておりません。

オンライン診療では、医療機関によって、通常の診察料とは別に「システム利用料」「オンライン診療利用料」「情報通信機器利用料」などの費用が設定されている場合がありますが、北参道メディカルクリニックでは、できるだけ費用面の負担を抑えながら、精神科を受診していただきやすい診療体制を整えています。

オンライン診療、19時〜21時の診療、システム使用料なしという診療体制により、仕事を続けながらでも相談しやすくしています。「相談先」の選択肢の一つとして、お考えいただけますと幸いです。

院長・小林伸行

精神科・心療内科のご相談は
北参道メディカルクリニックへ

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